常勤医師として転職する完全ガイド
安定収入・キャリア構築・関東圏の求人動向
常勤とは|転職市場の全体像
常勤とは、雇用契約に基づいて特定の医療機関に週5日程度フルタイムで勤務する形態。勤務医の大多数が選ぶ基本形であり、月給・賞与・退職金・社会保険が整っている安定した働き方。一方で勤務先の規則に縛られる側面もあり、当直・オンコール対応が発生する施設が多い。関東圏では大学病院から民間病院・クリニックへの常勤転職が多く、年収200〜500万円増の事例も多数ある。
常勤のメリット・デメリット
常勤への転職・移行の流れ
現在の年収が相場と比較してどの水準にあるかを把握する。年収診断ツールを活用し、診療科・経験年数・勤務先規模別の相場を確認。個人情報の提供は不要。
医師専門エージェントに登録し、担当コンサルタントとのヒアリングを受ける。非公開求人(全体の約50%)へのアクセス権が得られる。希望条件を3つ以内に絞り込んで伝える。
コンサルタントから条件に合う求人を複数提示される。表面の給与だけでなく当直回数・オンコール有無・病院の経営状態・スタッフの定着率まで確認する。
コンサルタントが年収交渉を代行。内定後も「月額○万円」「当直月○回以内」など具体的な条件を書面で確認してから承諾する。
医師の退職は最低3ヶ月前の申告が必要なケースが多い。医局所属の場合は教授・医局長への相談順序に注意。退職日と入職日のスケジュールを逆算して設計する。
転職・移行を成功させる3つのポイント
大学病院→民間病院が最も多い常勤転職パターン
大学病院の平均年収(約1,379万円)に対し、民間中規模病院は約1,707万円、クリニックは約1,832万円(令和7年厚労省データ)。同じ常勤でも勤務先の規模変更だけで200〜500万円の増収が見込める。ただし当直回数・救急対応など勤務条件の変化も伴うため、総合的に比較することが重要。
副業・兼業制限を事前に確認する
常勤勤務では非常勤アルバイトを禁止している施設もある。転職先の就業規則で副業の可否・条件を必ず確認し、非常勤収入を見込んでいる場合は事前に明確にしておく。
試用期間中の再転職は避ける
入職後6ヶ月以内の再転職は、採用市場でのイメージに影響しやすい。転職前に「この施設で最低2〜3年働けるか」を徹底的に検討する。勤務条件・人間関係・経営状態は入職前に可能な限り調査する。
よくある質問
交渉の余地は施設によって異なりますが、提示額から10〜20%の増額が実現したケースもあります。コンサルタントが医療機関の採用背景・他候補者との競合状況を把握した上で交渉するため、個人交渉より有利になりやすいです。
転職先の就業規則次第です。副業OKの施設では週4日常勤+週1日非常勤というスタイルも可能で、年収を大幅に増やせます。転職前に必ず副業の可否を確認してください。
民間急性期病院・クリニック・在宅医療法人が常勤求人の中心です。特に埼玉・千葉・神奈川郊外の中規模民間病院では医師不足が続いており、好条件の常勤求人が継続して出ています。